2016/02/29

夕暮れになってる雀仔街

香港通なら、きっとご存知、

すっかり観光スポット?になってる「雀仔街」(バードストリート)ですが、

本来は別にある小さな細い通り「康楽街」のことを指してる。

通りの両側にたくさん小鳥屋さんがたくさん並んでる、

鳥を愛するオヤジたちのたまり場でした。



そもそもあそこがたまり場になったかどういうと、

1950年代頃、現在「ランガムプレイス」の場所で

鳥篭を持ちながら、飲茶をするオヤジたち奇香茶樓の常連さんになり、

次第に、この茶樓は交流の場に、自慢し合ったりするらしいね、

そして、鳥に関連する商品の売店を経営するものも現れ、

いつの間にか雀仔街」のひな形になってきた。



その後、奇香茶樓が取り壊されて、

その「ひな形」はそのままに近くの「康楽街」に移り、

初期、10人程度で店を構えたりして、

1970年代、雀仔街」という呼び名を定着し始め、

1980年代、店なんと80軒まで発展され、

当時こそ正真正銘の観光スポットだった。


その後のこと、皆さんもご存知の通り、

香港の返還と伴い、旺角の再開発プロジェクトを始動、

雀仔街」にある通りが潰され、「ランガムプレイス」になった。

現在、鳥を愛するオヤジたちが太子の「花墟道」近く、

「園圃街雀鳥花園」に集結するようになった、

昔のような賑わいはなく、活気もイマイチ、

観光客は多少見かけるが、やっぱりあの勢いが失ったと感じる。

果たして、まだ雀仔街」と呼べるでしょうかね?



我々の世代もう鳥オヤジになるつもり人そうそういないだろう、

だから、政府もそれほど力を入れてなく、

この業界?!の夕暮れを待つだけしか思わないね。

恐らく、鳥によるH5N1亜型の鳥インフルエンザの源は、

まさに雀仔街」の小鳥屋からという過去があって、

それ以上規模を大きくすると、

衛生面と管理面も懸念されてるだろうね。 


気づいてる人いるかもしれませんが、

子供の時に、

鳥籠を抱えたおやじたちがバス、電車を乗る姿は度々見かけたが、

今まったく、なぜかどういうと、

鳥インフルエンザ以後に、

禁止となったそうです。

鳥を愛するオヤジ雀仔街」まで行きたくても、行く手段減って来ると、

当然、昔のように賑わうことはなくなるでしょうね。 



雀仔街」はきっと夕日と同様に、

沈みゆくだろうね。

少し寂しいです。

ちなみに、香港の初めの雀仔街」は「康楽街」ではなく、

香港島の「閣麟街」だそうです。(1930年代の話)


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