2017/03/21

懐かしき団地シリーズ~漁灣邨

柴湾に有数の公共団地の中、

日本まで知られるぐらい有名になってるのが『興華邨』ですね。

公共団地巡りながら撮影をするために、

香港まで訪れて来るほどマニアックな趣味を持ち日本人が案外に多いです。

その中に、香港ウンチク話さんからも『興華邨』をご紹介して頂きました。
http://hongkongunchiku.blogspot.hk/2016/03/blog-post.html

そのおかげて、香港団地の素晴らしさが海を越えて伝わっています。

今回、ご紹介するのが『興華邨』ほど偉大な団地ではなく、

単純に40年前から新規開拓の町づくりの一環として、

建てられた典型的な団地~魚灣邨。


名前通り、かつては漁港だった柴湾ですが、

70年代より工業の町に変身する計画とともに、

埋立地になり、居場所が失った漁民ために建てられた団地でもあります。

当時、漁船から団地への移住する人が少なくありませんが、

現在はどのぐらい地元が元漁民がわかりませんです。





団地なら、当たり前の施設~遊園地、散歩道もありますが、

公衆トレイまでしっかり常設されてるのが初めて見るかもしれません。

訪れる方にも心配なくご利用できますね。



外観のペイントが全部ピンク調のことも話題になっていました。

ファッション誌とかも撮影しに来るこもあるだそうです。

団地に関する情報ですが、全部合計4棟、全て【旧長型】の設計で、

その内3棟が7階建て、1棟が22階建てです。

推定6000人ぐらい住んでいます。



古い団地と言えば、

タイムスリップしてるような小売店、レストランの存在です。

今どきの新団地内の綺麗なモールが直結したりすることと違い、

チェーン店はセブンイレブン以外、

ほとんど見当たりません。

実はこういうところこそ宝がたくさん潜んでいます。

じっくり探してみれば、

意外な発見があるかもしれません。


そして、古い団地のもう一つ楽しみは「茶餐廳」です。

あれだけの年数の団地であれば、

あれだけの老舗もあるはず、

地元にしかわからないお店は見逃すわけにはいきません。


【香江茶餐廳】一連の昭和の香り漂う看板は如何でしょうか?

漁灣邨の歴史がイコールこの茶餐廳の歴史、

外観は当時からあまり変わってないようです。



入ってみると、膨らんだ期待とは裏腹にレトロ感がありませんが、

そこそこ老舗な感じはします。

ちょうどランチの時間のため、

周辺の学生や工業ビルからのサラリーマンも店に集結しています。



注文したランチセットはこれです。

咸魚肉餅飯(ハムユー・ヨクベンファン)、

咸魚と豚ミンチを蒸し上げた簡単な料理とホットミルクティー、

スープはもれなくついてきます。

全体あっさりで家庭的な味もします。

絶品とは言えませんが、

庶民の味覚を知りたいなら、この茶餐廳は標準になれます。

また、価格設定も香港基準の中で並みという感じ、

団地だから、もっと安くしてもいいと思ってるのに、

やはりいぐら古いとは言え、

家賃はどこでも上がる傾向ですね。



茶餐廳にいるわずかですが、

ランチ時間もあれだけ忙しいであれば、

取り壊すまでは安泰だろうと思います。

既に政府から団地再建計画リストの中に入ってるみたいですが、

今だ決着がついてないみたいので、

もし柴湾の『興華邨』を巡ることがあれば、

ぜひ、余裕ある時にも、漁灣邨も立ち寄ってみてください。

もう二度と見れない古い団地になるかもしれません。


香江茶餐廳の住所柴灣漁灣村漁順樓5至6號地下
アクセス:地下鉄の「柴灣」駅のD出口から徒歩8分程度

↓このブログをご覧になって、いいと思ったら、ポチっと押してほしいです。
↓你按一下,我個blog就可以係日本或香港更受人關注,可以令更多人有機會睇到!
にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ

0 件のコメント :

コメントを投稿