2018/02/13

香港島以外の路面電車

全数の路面電車が二階建てで走り回ってるのが世界中は香港のみ、
誰もご存知されてる有名の話ですが、
トラム王のJOSEPHさんなら、わたし以上濃く語れて頂けます。
彼との対談の『トラム研究家の世界へようこそシリーズの4編を通して、
そのトラム愛を感じ取ってみてください。
本篇は香港島以外に走ってる路面電車をご紹介したいです。
実は前世紀に九龍半島でも対岸の路面電車が走る機会に巡られた、
しかも二回も!


香港電車公司が成立して、業務が落ち着いた1913年頃、
植民地政府に九龍半島に同様な路面電車を走らせる企画を持ち込んだ、
路線の案ですが、
下記『zolimacitymag.com』から引用した写真で一目瞭然だと思います。
チムサーチョイからサムソイポーに、
そして、カオルーンシティまでという範囲のものでしたが、
ちょうど第一次世界大戦が終戦したばっかり、
景気低迷のため、
資源がまちの復興に配分すべきだと思われ、
やむをえなく断念でした。


二回目のチャンスは1923年でした。
植民地政府が全面に九龍半島の開発することを決めた、
路面電車のネットワーク作りの提案が持ち込んだ後、
少しずつうまく行ったように見えたが、
最後の最後に失敗で終わった。
電車よりバスの方がフレキシブル、速度も速く、噪音が少ない原因で、
九龍半島での路面電車を走らせる夢が実れなかった。


現在、屯門と元朗を結ぶライトレールである『軽鉄』すが、
1988年開通し、もうはや30年です。
車内には運賃箱などは設置されず、
乗客は停留所などに設置されているリーダにオクトパスをタッチしてから
乗降するという香港にも珍しい方式か、
券売機で乗車区間相応のチケットを購入するがほとんどです


現在『軽鉄』の車両は122両があり、
既に4代目の車両が10年前から投入しました。
その中で、3代目の写真は日本の『日本川崎重工業』から製造されたものです。
合計29両があります。
まだまだ現役だそうです。
写真はないものの、
目印としては先頭がイエローのペイントが塗りつぶされてます。
もし出会ったら、ぜひ、応援してあげてください。


これから先、
香港島以外に二階建ての路面電車が走ることがあるかどういうと、
それは今政府からの「旧空港」から「観塘」の大型再開発計画の中、
利便性を図るために必要とされる交通システムが再び求められています。
既に先行にモノレールの提案がありますが、
下記の映像はまさにその発案の内容でした。
建築費用と実用性、環境問題も含めて検討しながら、
一般市民の意見も受け付けてる真っ最中です。


そして、
高いビルがあまり立てていない、新しい整備される道路も多い、
レールの舗装がしやすく、
なおかつコスト的にモノレールより安いではない声も聞こえています。
さて、今度こそ4度目の正直が果たせるでしょうか。
どっちみちこの交通システムの完成は2030年を目安にしています。
あの頃の香港はどうなっているだろう。

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